スタッフの福田です。
先週韓国旅行でお休みをもらっていました!いっぱい食べていっぱい買い物しました!
ですが今回は一日フリーの時間が取れたので、高校生のときから行きたかったDMZツアーに参加しました。
予約はツアー大手のベルトラから
https://www.veltra.com/jp/asia/korea/seoul/a/12954
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXKZO46785920R00C19A7NN1000/
朝鮮戦争の休戦協定によって敷かれた38度線から北(北朝鮮の方向)に2キロ、南(韓国の方向)に2キロ、計4キロの幅がある範囲を非武装地帯(DMZ)といい、あらゆる軍事活動が許されない範囲になります。
そしてこの範囲は今もほとんど地雷原であり、観光施設や軍事施設だけ地雷が取り除いてありました。
朝鮮戦争中に破壊された鉄橋。向こう側は北朝鮮方面。赤いマークは銃弾後。
高校の世界史の授業で、「韓国に行くなら境界線上にある休戦協定が結ばれた板門店には一度行っておいたほうがいい。戦争が終わっていないことがわかる」と先生が言っていて、ずっと行きたくて今回申し込みました。
しかし、いま北と南は緊張状態が少し増していて、境界線上の板門店には外国人が入れないためツアーに組み込まれていませんでした。また本来ツアーの旅程にあった、北朝鮮に一番近い韓国側の駅(都羅山駅)にも入場禁止で入れませんでした。北朝鮮からのミサイルが飛べばツアー自体中止になると通知が来ましたが、それはセーフでした!
地上の軍事境界線を越えて、北朝鮮が韓国に向かって掘ったトンネル。実際に入ったが長くてきつかった。ダイナマイトの跡がいっぱいあった。
ほとんど軍事区域なのでカメラ持ち込み禁止だったり、写真も左右は撮ってはいけない、軍人を写してはいけない、などといろいろと制限があってあまり写真はありませんが、ノマドクロスにパンフレットなどを置いているので是非ご覧ください!
民間人が入れる韓国の北ギリギリの展望台から、北朝鮮の平野(貧しいため土地のほとんどが農作物をつくる田んぼになっている)や建物、国旗が見えました。晴れていれば、北朝鮮の農民が手を振っているところを見ることができるときもあるのだとか。
お土産屋さんには北朝鮮の通貨や軍事境界線付近の農作物で作られたお酒なども売っていました。
軍事区域の入口で私たちのような観光客のIDチェックをしたり、観光客の監視をしている軍人さんはほとんど義務兵役の若い青年たちだそうで、この男の子たちも普通の大学生で休学して兵役についているとのこと。日本には兵役義務もなく、島国のため陸続きで攻めてくるかもなんて心配もなく、日本人は本当に平和ボケしているなと思いました。私も含めて。
ガイドさんが繰り返し、「朝鮮戦争は休戦しているだけで終戦はしていない。いつ北朝鮮軍が境界線を踏み込んでくるかわからない、そんな状態で韓国人が暮らしていることを知って欲しい」と言っていました。いろいろと考えさせられるツアーでした。
日本語の韓国人ガイドさんもとても説明がうまくて、南北の関係、朝鮮戦争のことなどあまり詳しくなくても理解できるような、わかりやすい話をしてくれました。あんまり日本人の若い人は参加しないのかなと思っていましたが、歴史の勉強も容易にできるからか半分以上が大学生のグループでした。
韓国に行く際は是非参加してみてください!
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