もう一生見たくない映画

映画って本当にいいもんですね

水野じゃないです、福田です。お久しぶりです。

私、中学~大学と映画を観まくりまして、かなーり偏ってはいるんですが、なんとなく忘れられない映画というものもあります。

「イヤミス」なんて言葉がありますね。湊かなえの小説のような、読後嫌な気分になるミステリーというジャンルのことです。

映画にもなんとなく観終わった後胃の上の方がモヤモヤして、一日引きずるやつがあります。私は「イヤシネ」と呼んでます。湊かなえ原作映画の「告白」も、同じ中島監督の「渇き」「嫌われ松子の一生」もわかりやすいイヤシネの代表格だと思います。その中でも、すごくいい映画なんだけど私を病ませた、たぶんもう一生見ない映画ベスト3を紹介します。芸術の秋ですし、レンタル屋さんで比較的手に入れやすいやつを選んだので、皆さん興味があればご覧ください。

福田的イヤシネベスト3

第3位「蝶の舌」(原題:La Lengua de Las Mariposas)

アルモドバル以前のスペイン映画の中で、日本でも割と有名な映画なので、スペイン映画だったらこれしか知らないという方もいました。よく深夜に地上波でやってました。レンタル屋さんにもけっこうあります。スペイン内戦が日常の人間関係に浸食してくる悲劇、みたいなやつです。気になる方はネタバレ記事か映画をご覧ください。

最後のシーン、めちゃめちゃ号泣しました。

 

第2位「ゆれる」

 

 

兄弟役の香川照之(兄)とオダギリジョー(弟)、「蛇イチゴ」の西川美和脚本・監督というだけでもうなんか絶対つらいでしょ、というような感じがします。田舎の家を継いだ兄と都会に出て好き放題やってるカメラマンの弟の関係やお互いに対する思いが、二人の幼馴染の女性(真木よう子)が吊り橋から転落死した事件がきっかけで変化していくという映画です。最後は救いなのがまだいいけど、(最後がバッドエンドという友人もいますが、私はハッピーエンドだと思いました。未だに議論になります。)途中がもう耐え切れなくなりました。最後まで観たけど。

 

そして第1位は…

「ダンサーインザダーク

 

もう思い出すだけでつらくなる、すごく後味の悪い、救いのないビョーク主演の映画です。当時カンヌの最高賞のパルムドール賞も受賞したのでかなり有名な映画です。もともと歌手のビョークが好きなので見てみたらすごく後悔しました。どん底まで暗い映画でした。ビョークの曲に「It’s Oh So Quiet」というミュージカル調の明るいカバー曲がありますが、これを観た後しばらくはその曲をどういう心持ちで聴けばいいかわからなくなって聴けなくなりました。それぐらい中学生のあどけない少女だった私にかなりの衝撃を与えました。一回目はただただショックだったので、もう一度見てみたら話の細かいところまでわかるかなと思うんですが、なかなか気が進みません。でも一生に一度は見てみてもいいかも。

 

この記事を書いていて思いましたが、洋画は割と最初が底抜けに明るかったりほんわか和やかしてるのが一転!って感じの悲劇が多いですね。LIFE IS BEAUTIFULもやたら明るいお父さんが出てきて嫌な予感びんびん感じます。邦画の悲劇は最初から心配させる伏線があって、途中でかい出来事が起こって最後もやっと終わる系な気がします。

あとこの記事を書いていて、私根暗だな、と思いました。

感動したり泣いたりして疲れるのが嫌なのであんまり映画見なくなっちゃったんですけど、何かおもしろい映画があれば教えてください^^Amazonプライムにある映画だと助かります。(笑)

 

 

0 comments on “もう一生見たくない映画Add yours →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA