お屠蘇の中身

苦い思い出

スタッフの福田です。
今年のお正月、お屠蘇は飲みましたか?

私は小さい頃、お屠蘇が苦くて苦くて苦手で、母親に「唇に付けるだけでいいから」と言われ、嫌々唇に付けて、すぐにその上からヤクルトを大量に付けていました。
しかし今や毎年美味しいなぁと思ってしまうので、自分の成長を感じます。

海外にいる日本人の友人に「お屠蘇飲んだよ」と上の写真つきのメッセージを送ったら、「おとそって聞いたことあるけど、うちでは飲まなかったな~」と言われ、衝撃を受けました。

どうやら調べてみると、西日本で始まった慣習のようですね。
現在も全国で飲まれてはいるけれども、西日本が多いとのことです。その彼女は静岡出身でした。

お屠蘇の基本的な作り方は、日本酒にみりんを混ぜたものに屠蘇散という、生薬が配合されたものを数時間付けて作ります。
屠蘇散は年末になると薬局やドラッグストアで購入できます。

別の友人(新潟出身)は、「お屠蘇ってただの日本酒でしょ?」と言っていて、屠蘇散というものが薬局で販売されていることすら知りませんでした。実際に、正月に飲む祝い酒=お屠蘇という認識の地域もあるようです。

そして、必ず私の実家では父親から注いでもらってお屠蘇を飲んでいましたが、(私の父親は必ず元旦から山登りをして初日の出を撮影して帰って来るので、お屠蘇を飲むために父親の帰りを待たなければいけませんでした)これにも意味があるそうで。

年長者から飲みはじめ、年少者が年長者から注いでもらうのは、年長者の英知や知恵などを授かるという意味らしいです。私は毎年父親から知恵を授かってたんですかね~…
今年はその知恵を発揮できるように頑張ります。

皆さんのご家庭のお屠蘇事情も是非教えてくださいね^^

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